忙しかった2年間

私も 2年間は中心になってがんばりました。忙しかったけれど、と ても充実していましたね」。しかし子供の小学校入学を前に、田島さんは再び自分の人生について考え始める。「子供が(幼稚園を)卒園する半年ほど前の秋ごろでしょうか、張りのある生活が終わ ると思うと、心にポッカリと穴があくような気がしました。そうしたら急に、自分の将来がとても不安なものに思えてきた。自分は何をしたいのか、何をすべきなのか、真剣に考え始めたのはそのころです。大学で勉強したかった若いころの気持ちゃ、それまでに考えてきたことなどを思い出して、自分を見つめなおしたんですね」。 そして一念発起、受験勉強を始めたのである。加歳のときだった。 「実は結婚前のお歳のとき、肝臓を悪くして 3か月ほど入院したことがあるんです。退院後も半年ほどは自宅療養しました。そのときには高タンパクの食事が必要だったんですが、たとえば牛乳3本に汁椀 1杯ということも栄養さえ摂れれば汁ものばかりでもい いという病院の食事には疑問を感じていました。そんな思いも残っていたんですね」。田島さんは口にしなかったが、母となって子供を持ったことも、「食と命」というテーマに向きあうきっかけになったにちがいない。若いころの夢と後悔、自分自身の経験、た  またま選んだ短大の専攻、妻として、母としての経験:::それらすべてが伏線となって、田島さんを大学受験に導いたのだろう。後になって話を聞けば、それはとても自然なことのように思える。

出典:介護職員初任者研修 最安


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